読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

月刊☆臥看牽牛織女星

15年の空白を経て宝塚観劇を再開。失われた時を取り戻すためのスカイステージ鑑賞記録をぼちぼちと綴ります。

一週間ちょっとの新公「A-EN(エイエン)」

月

随分以前は年長バージョンと年少バージョンと
新公が2回ありましたよね。

このバウ・ワークショップというのは
ちょうどそんな感じなのかしら。

芝居とショーの2本立てで
しかも生演奏だなんて
なんてゴージャスな若手中心の公演なの。

宝塚観劇を再開して5年
ようやく覚えることが出来た若手が
もうそろそろ新公卒業。
そこへ次から次へと若い人達が入ってくるわけですから
う~、とてもじゃないが覚えきれない。

今回の舞台で、はじめまして~~という方々がたくさん。
もちろん新公・・・のようなものなので
ここで、この人達の評価をうんぬんするのは、
まだまだ早いです。 

だって3年後あるいは5年後
(男役ならもっと先かも)、
ものすごく進化している人もきっといるでしょう。
もちろん宝塚以外の道に進んでいる人もいるでしょう。

とはいえ
ちょっと気になる人は忘れないようメモしておかなければ。

 

英かおと(99期)
ショー場面でのダルマ衣装の女役。
ダンスが上手いかどうかまでは、わからなかったけれど
見せ方が上手。
男役が演じるカッコいい女役のダンスが決まっている。
えっ?99期ですか?
貫禄たっぷりの女っぷり。そんなに下級生だったとは・・・

 

風間柚乃(100期)
ちょっと蘭寿さんを思わせる大人っぽい男役顔。
歌もいい感じ。
群舞だと追いつくのに必死な感じなの
ダンス力はまだまだ、これからのようです。
がんばれ~。

 

新斗希矢(100期)
こういう役は実はタカラジェンヌはお得意なので
演技力があるかどうかまではわかりませんが
シルバーのおかっぱ頭が印象的で
やたら目立ちまくっていました。
とはいえ、おなじオネエキャラやす(佳城葵)の
自然で人間味あふれる役作りには、まだまだ、かなわないな。

 

天紫珠李(101期)
客席から登場の歌では、伸び伸びとした素直な高音が印象的。
こういう人は5年後10年後、
響きのあるクリアな低音が出せるようになるんじゃないかな?
綺麗なだけに、ちょっと特徴がなく覚えられない顔立ちなので
男役としてシャープさを増したら
どんなふうになるのか、
なかなか楽しみです。

 

メインキャストでは
なんといっても
まゆぽん(輝月ゆうま)が大好きです。
以前ミユさん(海峡ひろき)が大好きだったので~。
なんか、似てません?雰囲気。

大公とか侯爵とかグレーのおひげの博徳先生とか
なかなかの渋い役が多いまゆぽんが
なんと普通の高校生!!!
見逃せません。
若々しい役であっても、相変わらず間がいいわ~。
なんてことない話で、なんてことないセリフなのに
緩急の付け方はさすが。
上手い人は、どんな役でも上手いものね。
ショーではたっぷり歌が聞けて
大満足でした~~~。

 

アーサー(朝美絢)
くさいセリフを当然のごとく言いこなせるのは
宝塚スターにおいては重要なスキル。
とはいえ、新公学年でここまで出来るとは。すごいな~。
もはや、こんな役はお手のもの!といった感じ。
もう少し、いい芝居でバウデビューをさせてあげたかったな。
次にあるであろうバウ単独主演作品が楽しみ。

でも、ショーにおいて、センターをとることが出来るというのは
なかなか得難い経験ではある。
特に、
ステッキ(ケーン?)捌きのカッコよさは特筆に値するわ。
ついでに言えば、
鞭の持ち方も決まっているし
闘牛士のカポーテの捌き方も、なかなか良かった。
男役としてのカタチ、そして
彼女独自の男役スタイルが出来つつあるのではないかと思う。

 

アリ(暁千星)
長身・足長
不器用だけれど体力と根性アリ。
回転系が得意なバレリーナ
宝塚のことをあまり知らずに入団したので
伝統的な男役の形にとらわれない。
つまり新しいブレイクのカタチを期待できる。
などなど
ちえちゃん(柚希礼音)と共通する点が多々あるので
劇団が第二のちえちゃんとしてなんとか育てたい
と考えているのは、よくわかります。 

特に黒い鷲のダンスは素晴らしかった。
動物を表現したダンスが得意なところも
ちえちゃんと似てるかも。

はたして2匹めのドジョウはいるのかどうか。
その答えは
何年も先でしょう。

とはいえ
男役としてのダンスは
まだまだまだ。
女役に扮した英かおととの
濃厚目のデュエットダンス。
たまたま収録の日だけなのかもしれないけれど
コンビネーションに手こずっている感があった。
お互い背が高くて組むのは難しいのかもしれないけれど。
ダンスのテイストもあわせられず、
英かおと、ちょっと踊りづらそうだったな~。

アリのダンスは
我が道を行く感が強いので
そろそろ相手役と息を合わせる事を、考え始めなければ。

相手の呼吸を感じる大切さは
ダンスも、芝居も同じ事。
ガムシャラだけでは済まされない学年に
差し掛かってきていると思う。