月刊☆臥看牽牛織女星

15年の空白を経て宝塚観劇を再開。失われた時を取り戻すためのスカイステージ鑑賞記録をぼちぼちと綴ります。

これくらいがちょうどいい。台湾公演「ベルサイユのばら」

花

ベルばらはもうお腹いっぱいなので普段はCSで放送されても、まず見ないのですが…

先月観た花組公演で
ついに憂愁のベールが降りてきたキキちゃん(芹香斗亜)が
たしかアンドレを演じてるんだよね~。
この時はどんな感じだったのだろう?と
なんだか気になってしまい、見てみました。

ほほぉ。台湾仕様で1幕物になっているのね。
の、割にはプロローグ(説明芝居付き)に結構時間を費やしていて
時間内に話が収まるのかしらなんて思ったけど…

結果的にはベルばらって
これくらいの長さでちょうどいいんじゃない?

2幕の時間を費やしたとしても
どうせツギハギだらけで、幕前芝居だらけで
必要性を感じないシーンがてんこ盛りの植田歌舞伎。
今回ですら1幕ものだというのに
市民たちの「愛する者のために」とかあったり。
スターさんのソロ歌が必要だとは理解はしているものの

バスティーユがあるんだから、この歌、要らなくない?
革命委員会がマリー・アントワネットをいたぶるところも
必要なのかな~~~?と疑問は残るが。

まぁでも、
お供連れてうろうろするルイ16世のお散歩とか
スウェーデンの王宮であーだこーだとか
ドラマとして必要ないものを
バッサリカットできて大正解だと思うよ。
今宵一夜がないのはキキちゃんファンとしては寂しいけれど
これも、今回はいいと思う。
そこまでに至る心情が丁寧に描かれないのなら
今宵一夜を描く意味なんてないもの。
アンドレが目が見えない設定もカットでスッキリ。
設定を盛り込めば盛り込むほど
あちこちでほころびが生まれていくのだから。

とにかく要らないシーンが生まれては消えていくベルばらの歴史。
もうこの際、フォーカスを絞って
ギュッと身の詰まった1幕物にして欲しいわ。
そしたら、
その後ショーも見られるし。
「ベルばら」に感じたモヤモヤも収まるというもの。

そんなわけで
キキ・アンドレの出番はとっても少なかったし
オスカルとの絡みは革命当日のみというアリサマで
あんまりピンとこなかったけれど
冒頭の貴族の男の明るい華やかさ!
かーわーいーいー。
なんかね~。
キキちゃんを見てる時
むちゃむちゃとろけて呆けてる顔をしている自分を感じる。
癒されるわ~~~。