月刊☆臥看牽牛織女星

15年の空白を経て宝塚観劇を再開。失われた時を取り戻すためのスカイステージ鑑賞記録をぼちぼちと綴ります。

本日「ハンナのお花屋さん」観劇4 花屋とそこに集う人達

花

なんか舞台観て泣いた話ばっかり書いてしまいましたが、楽しいシーンも満載でした。
個性溢れる素敵な人ばかり。


花屋というのは見た目よりもずっと辛い仕事で辞めてしまう人も多いそうですが、このHanna's Floristの職場定着率は高いに違いありません。

まず、上司がいい!

明確なビジョンと洗練されたセンスを持ったリーダーでありながら、同じ立場で共に仕事に取り組む仲間でもある。
ちょっとスタッフにいじられたりするのも和んでいいわ~。
それから、スタッフを信頼し、任せるべきところは全面的に(ここ大事!)任せている。
もし理想の上司の投票があったら今年は迷わず「クリス・ヨハンソン(明日海りお)」って書きたい。


そんな花屋の素敵なスタッフは

あかさん(綺城ひか理)

特にうるさいことは言わないけれど行動でみんなを引っ張っていく頼れる男。
響くゆったりとしたよい声で、出来る男がよく似合う。

おとくりちゃん(音くり寿)

葛藤を抱えていてもそれをさらけ出すことを良しとしない、一見とっつきにくいけどまっすぐな女性。
この人も年の割にはとても落ち着いた声と演技の持ち主なので、出来る女がよく似合う。

こりのちゃん(美花梨乃)

可愛い!!!
動きも声も希望に満ちた表情もアニメチックで全部かわいい。
ちっちゃくしてバックにぶら下げたい。

なみけい(優波慧)

ダンスも歌も演技も無難にこなす割には存在感が薄いのが惜しいなぁといつも思っていたのですが、こういう役はぴったり。
この役は癖なくきちんと芝居が出来る人でなければ任せられない。
語り手的役割をブログ発信(画像つき)で表現というなかなか面白い演出なので、観客の視線を自分じゃなくって画像のほうに向かせなければならないちょっと損な役まわりなんだけど、そこをきちんと理解していました。
膨大なセリフをでしゃばりすぎず、でも明確に伝えていてとても良かった。

つかさ(飛龍つかさ)

空回りも愛しい自称色男。
勢い込んで言うセリフが絶妙に間を外してて、絶妙に間がいい。
イケメン度がますますアップしていたので、本当の色男も近いうちにきっと出来ると思うよ。

ひなりり(雛リリカ)

ぽんわりとした泣きべそ顔で、そこだけゆったり時間が流れるよう。
彼女なりのペースで少しずつだけど前に進んでいっているのですね。なんか共感できるわ~。
ちゃんと芝居を観たのは初めてなのですが、とっても役を掴んでいたと思いました。

ホッティー(帆純まひろ)

きれいなお顔立ち。なんだけど動きがちょっと不器用なところがマッチョ自慢の力仕事担当としていい感じ。
フィナーレのダンスもかなり不器用だったのはご愛嬌かな。がんばれ~~。

あきら(瀬戸かずや)

かっこいい!かっこいい!かっこいい!
スーツ姿が完璧の彼の存在がこの花屋の信頼度とステータスをさらに上げています。
クリスの良き理解者であり、一緒に羽目をはずす悪友でもある。
もちろん超有能なビジネスマンなので経営管理は完璧。上質な会場装飾の仕事とかもいっぱいとってきているんだろうなぁ。
えみちぃ(乙羽映見)とのオックスフォード大同級生夫婦も理想的。
大人の洗練。力のヌケ感。付かず離れずの気遣い。
この二人の醸し出すムードがこの芝居をさらに素敵にそして誠実なものにしていたと思います。

レストラン経営者じゅりあ様(花野じゅりあ)

赤毛がいい!!
美しくてタフで、それ故に時々カリカリしちゃうところもリアルで。
なんだか何時も褒めてるけど、ほんと上手いわ~。

図書館職員しょみちゃん(真鳳つぐみ)

あまりの弾けっぷりにビックリ。
グイグイ迫る圧がすごいのだけれど、なんか可愛らしくって、全然下品な感じにならないのが素晴らしい。
でも失恋だね~。彼女ならいい人見つかるよ。きっと。

一流デパートのバイヤーびっく(羽立光来)

ブラボー!!
舞台中央で歌うびっく。
舞台中央で踊るびっく。
怪しげなピンクの照明の舞台中央で一人ピンスポットを浴びるびっく!
このシーンのスターはまさしくあなたです!!Mr.エディントン!!
臆面もないオラオラぶりとけっしてめげないポジティブぶりに、お腹がよじれるかと思った。

芝居終わりのご挨拶で生演奏の宝塚ニューサウンズの紹介の時に、このMr.エディントンのテーマを演奏してくれたのが最高でした。
もう~~~マニアックなんだから~~~。
もしかしたら日替わりでいろんな曲を演奏してくれるのかしら?
でもこの曲は超楽しいので嬉しかった。
宝塚ニューサウンズの皆様ありがとうございます!!


それにしても、誰の身にも起こりうる特に何事もない日常を描いただけの物語といってもいいのに、どうしてこんなにいつまでも心に残るのだろう。
ほんとうに優しく心に沁みる素敵な作品でした。
もう一回観たい~~~。