月刊☆臥看牽牛織女星

15年の空白を経て宝塚観劇を再開。失われた時を取り戻すためのスカイステージ鑑賞記録をぼちぼちと綴ります。

革命後期だ!「ひかりふる路」DVD鑑賞1

雪

観劇はたった1度きりだったので、その後もついつい「ひかりふる路」のDVDを見てしまいます。
でもって、何度見てもダダ泣きしております。

フランス革命後期を題材にした作品が好きなのです。
「スカピン」「アンドレア・シェニエ」そして「ひかりふる路」。

じつは「1789」とか「ベルばら」は今ひとつ乗れなかったの。
だってバスティーユで終わっちゃうんだもの~~。
ここから革命の盛り上がりとその挫折という深いドラマが始まるというのに~。

あ「ベルばらフェルゼン編」は王妃処刑まであるか。
マリー・アントワネットが大階段を登っていくところは好き。
でもヴァレンヌ逃亡という有名事件があるというのに、どうして「行け行けフェルゼン」になっちゃったんだろうねぇ。
ルイ16世の意向で逃亡の馬車から降りることになったフェルゼンが言葉も交わせぬままマリー・アントワネットと永遠の別れとなるところがぐっとくるツボだと思うんだけど。
もし柴田侑宏先生だったら絶対ここを描いただろうに。
まぁ植田紳爾先生だもんなぁ。あれは歌舞伎的手法で派手な見せ場ってことなんだろうなぁ。
「よっ!!成田屋!!」とかさ。掛け声がかかりそうな感じ。(想像するに高麗屋のほうがフェルゼンっぽいかも~)
だからこそ当時大ヒットしたんだろうけどさぁ。


それはさておき「ひかりふる路」

革命によってこれまでの社会をひっくりかえすところまではできても、その後の社会システムを作り上げるというのは至難の技であることは歴史的にみても証明されているわけで。
たとえば明治維新でも沢山の人が犠牲がなっていて、そこに沢山のドラマがあるから今までいろんな人を題材にしたありとあらゆる物語が作られている。
若い革命家達の栄光と挫折というのは何時の時代でも、どこの国でもドラマチック!
大河ドラマなら幕末ものが定番だけれど、宝塚ならフランス革命

というわけで
お披露目作品がロベスピエールと聞いた時、だいもん(望海風斗)の個性を考えれば、きっと理想と現実の狭間で苦しむ革命後期のロベスピエールが描かれるに違いない!って期待してました。

国王処刑で全ヨーロッパを敵に回した戦争が始まり、その上各地で内乱が勃発して混迷を極め恐怖政治に至ったフランスで沢山の人が粛清されたことはまぎれもない事実で公安委員会の一員だったロベスピエールに責任が全くないとまでは言わないけれど、せめて極悪な独裁者というイメージだけでもなんとかして晴らして欲しいって常々思っていたのだ。まぁ実際どんな人だったか、事実がどうであったかなんて知る良しもないけど。
まさか「エル・アルコン」とか「NOBUNAGA」みたいに、主役が悪党として描かれることはないよね。と観るまではドキドキ。


でも、思ったとおりの、いえそれ以上のロベスピエールでした。
こんなロベスピエールがみたかったの~~~!!!
だいもん、そして生田先生。ありがと~~~~!!!
あ~~~スッキリしたよ~~~~!!!