月刊☆臥看牽牛織女星

15年の空白を経て宝塚観劇を再開。失われた時を取り戻すためのスカイステージ鑑賞記録をぼちぼちと綴ります。

バイバイそしてありがとう「I LOVE MICKEYⅡ」

花

みっきー(順みつき)退団バウ公演「I LOVE MICKEYⅡ」をCS鑑賞。
みっきーは私が宝塚ファンとなるキッカケを作った人。
退団公演「オペラトロピカル」は最高のショーだった!

あんなエネルギーの塊みたいな人が…。こんなに早く亡くなってしまうなんて。
「I LOVE MICKEYⅡ」はずっと見たいと思ってきた作品だけれど、見たら辛くなってしまいそうで。前に録画しておいたものの見る決心がなかなかつかなかった。

そうこうしているうちに、台風、地震
日本のどこに住んでいようと台風と地震からは逃れられない。
広い関東平野に住んでいる人はあまり実感がわかないかもしれないけど、人の住む所って昔から海とか川の近くか、でなきゃ山の麓って相場が決まっているもんよ。
崖の下ならがけ崩れに注意もできようが、山は昔から動かずそこにあり、未来永劫変わらぬ姿でそこに存在するものじゃない。ひどいよ。こんなのありえないよ。

普通に来ると思っている明日は、もしかしたら来ないこともある。
そう思ったら、今日見られるものは今日見ておかなければならないという気がしてきた。


意を決して見た「I LOVE MICKEYⅡ」のみっきーは、やはりとってもパワフルだった。
リサイタルなので出ずっぱり。
歌って、踊って、おしゃべりして、また歌う。
着替えすら舞台上。

この時のみっきーは所属はたしか花組だったはずだけど、バックダンサー&コーラスの人たちは月組
みっきーはいろんな組をあっちこっち渡り歩かされた人だった。
それどころか、このころ宝塚の舞台に立ってなかった。
外部ミュージカル出演。「キャバレー」のサリー・ボウル。
この舞台も見たよ。素晴らしかった!

なのでリサイタルも宝塚の男役スターのリサイタルという感じではない。
衣装もほとんどダルマのアレンジ。
サリー・ボウルがリサイタルをしたらこんな感じかもという演出かな?

そうだ。思い出した!
みっきーの退団直後の舞台も観に行ったんだわ!
あれは確かスパイラルホールのこけら落としだった。
今もあるんだろうかスパイラルホール。
ミュージカル「三文オペラ」いやもしかしたらタイトルは「マック・ザ・ナイフ」だったかな。ものすごく面白かった記憶がある。
林隆三さん、斎藤晴彦さんも出演してたっけ。みんなあちらに行ってしまわれた。
ちなみに他の出演者は、渡辺えり子、とんちゃん(毬谷友子)、一色彩子
それから端役で豊川悦司が出てた。まだ無名でその時はトヨエツという認識ではなかったけど、背の高いかっちょいい人がいた記憶があります。
あとすごく覚えているのがシャンソン歌手のクミコ。
もちろんまだ無名。とっても小柄な人で、浮浪児役だったかな?芝居の転換の折々、ガス灯の下で歌っていた。ものすごくうまくて印象に残っています。

そんな芸達者が集まる舞台でもみっきーの存在感はすごかった。
宝塚を退団したばかりの男役の硬さみたいなものは全然なかった。
芝居も歌も踊りも、なにもかも圧倒的だったっけ。
こんなに素晴らしい人だったのに。
こんなにエネルギッシュな人だったのに。

リサイタルの2幕ラストの歌、「バイバイバイバイ。そしてありがとう。」と繰り返し歌いあげるみっきー。
こちらこそ言いたい。
ありがとう。
みっきー。
あなたの舞台姿は決して忘れない。