月刊☆臥看牽牛織女星

15年の空白を経て宝塚観劇を再開。失われた時を取り戻すためのスカイステージ鑑賞記録をぼちぼちと綴ります。

幸せなフィナーレ「ファントム」4

雪

2幕はずっと涙涙でした。
そしてエリックだいもん(望海風斗)とキャリエールさきちゃん(彩風咲奈)が静かにオペラ座の地下に沈んでいって、もうとにかく涙が流れ続けて。

最後のクリスティーヌまあやちゃん(真彩希帆)がファントムのピアノを静かに見つめエリックの面影が現れるシーン。
顔の傷(というかおそらく生まれながらの変形)も心の闇もすべてクリスティーヌにさらけ出して自由になれたのね。それはとてつもない苦悩を越えた上、命さえ差し出した結果ではあったけれど。
悲しいんだけれどなぜだか不思議と幸せな気持ちになりました。

だから、宝塚はフィナーレも楽しみも一つではあるけれど、一瞬、もうこのままここで静かに幕が降りても構わない。
というような気分になりました。
余韻に浸りたい。というか。


でもね。
翔ちゃん(彩凪翔)が銀橋に出てくると甘やかでカッコよくってね~。
あっという間にフィナーレを楽しむ気分になっちゃった。
私が観たのはBパターンでしょうちゃんはアラン・ショレだったので、やっぱりキラキラスターの翔ちゃん(っつーか凪様ですね。)観られて良かったわ~~~!


3拍子だった「My True Love」は8分の6拍子のジャズアレンジに。
まあやちゃんが軽やかに歌います。


それから男役群舞!
かっこいい~~~~!!
ここの大階段を降りてくる時の燕尾の衿先を持つ手が花組スタイルなので、お?っと思いました。

雪組は指先を伸ばし、手の甲は上を向いていて親指だけ燕尾の衿に添えている感じなのだけれど、花組では甲を正面に向けて燕尾の衿先を軽く握っている。
今回はなぜだか花組スタイルの持ち方でした。

以前、30年以上も前の頃における花組雪組のダンススタイルの違いを書きましたが、

その当時、燕尾への手の添え方が今みたいに花と雪で違っていたかどうかは覚えていません。
雪組はわからないけれど、花組は人によって違っていたんじゃないかなぁ。
その頃、全員統一してはしていなかったような気がするんだけど。


ただ、なつめさん(大浦みずき)はいつも手の甲が正面を向いて軽~く燕尾の衿先を握るスタイルでした。
ヤンさん(安寿ミラ)は割と手の甲が上目だったような気がするという「ショー・アップ・ショー」の名場面ピーターガンの微かな記憶。

多分その後の花組生がなつめさんのスタイルを研究して今の統一に至るのではないかと思います。

そうやって衿先を軽く下に引っ張ると燕尾の衿から胸のシルエットがスッキリ見えるんだよね~。
それから脇もシュッと締まるので男役だけの群舞のときはダンディな花組の持ち方のほうが好き。


今回は男役群舞のときは花組スタイル。娘役さんと一緒の群舞のときは雪組スタイルの持ち方になっていたかしら?
雪組の燕尾の手の添え方はキリッと清潔感があって、こちらも素敵ですよね。


そしてデュエットダンス。
本編では叶わなかった優しい抱擁を観ることができて、さらにさらに幸福感でいっぱいに。

というわけで、結局フィナーレ全部好きです。