月刊☆臥看牽牛織女星

15年の空白を経て宝塚観劇を再開。失われた時を取り戻すためのスカイステージ鑑賞記録をぼちぼちと綴ります。

期待がいっぱい「宝塚音楽学校106期生文化祭」

月

本当だったら今頃大劇場は初舞台生を迎えて月組公演の幕が開いているはずたった。

ムラにはもう長い間行っていないし、初舞台生の口上を見たのもいつだったかちょっと思い出せないくらいだけれど、毎年この時期、スカステの初舞台生特集が楽しみでした。
初舞台が踏めない以上、初舞台生特集の放送もないよね。切ない。
どんなロケットなんだろう。どんな衣装なんだろう。
そして今年の初舞台生106期生はどんな方たちがいるんだろう。

いつもだったら録画しておいても5,6年寝かせておこうとチラ見程度の文化祭の放送なんですが、今年は待ちきれずに見てみることに。

それがもう素晴らしくってびっくり!
こうなったら106期生全員箱推しだわ!
お名前もお顔も覚える気満々で届いたばかりの宝塚おとめと首っ引きで何度も鑑賞しちゃいました。
舞台化粧とおとめの写真では違うのでお名前を間違えている人もいるかも知れないけれど、気になった人をメモしておこうと思います。
5年後10年後読み返したらきっと楽しいと思う。


定番の娘役ソロ「清く正しく美しく」は湖春ひめ花さん。
ちっちゃくて可愛いけれどしっとりとした大人っぽい歌声。
まだ本科生なのに高音までまろやかで柔らかいのはすごいと思う。
明日にでもエトワールをしてほしい!


この歌に何人かでコーラスがついていたんだけど、それもまたとても良かった。
アルトの声が深くてコーラスに厚みが感じられる。
その中にちょっとカイちゃん(七海ひろき)っぽい顔の人がいて気になりました。
そしたら「かわらぬ想い」の3人口の中に発見。
最初にソロを歌う人。
鳳城のあんさんだと思います。
爽やかで伸びやかな良い声。素直で無理のない歌唱。
スタイルも良く、ダンスコンサートでも見せ場が複数あった。踊りに男役としての粋なセンスを感じる。
将来絶対かっこよくなるわ!覚えておこう。


「One Heart」を歌ったのは主席の華世京さん。
この人もとても歌がうまい。フェイクのところなんて素晴らしくって感動した。
しかも演劇A組の主演です。
冒頭の独白も力強くて芝居も出来る感じ。
なにより爽やかな持ち味があるし、目鼻立ちもパッと華やか。ダンスコンサートでも目立っていた。
三拍子も四拍子も揃っているんじゃない?


誰も寝てはならぬ」と「丘の上のジョニー」は和真あさ乃さん。
クラシックもうまかったけれど「丘の上のジョニー」が素晴らしかった。
声量もある上に芝居心が感じられる熱唱。
終盤でちょっとテンポを外してしまったけれど、そんなことは全く気になりません!
なぜってちゃんと正しく歌うことは手段ではあるけれど目的ではないって思っているから。
しっかり伝えるためにはもちろん歌唱力があるに越したことはないけれど、心情が表現できなければどんなに上手くてもハリボテと同じ。
和真あさ乃さんの歌には熱量があり、伝えたいという強い思いが感じられた。
とうこちゃん(安蘭けい)を思わせるクールなお顔にパッションを滾らせていて、きっと芝居も上手いと思う。


と、ここまで主席から4席までの人でした。
やっぱ文化祭は成績良い人が目立ちますね。


でもこの期のすごいなぁと思うのはその他にも気になった人がいっぱいなこと。

演劇A組主演娘役の風羽咲季さん。
大人っぽくてキリリとした美貌。
芝居の表情も古典劇の役の時は落ち着きがあって、等身大の自分の時は若々しくと演じ分けているのがわかる。
こういう大人びた気品を感じる娘役さんって最近少ないような気がしているので将来が楽しみ。


「メモワールドパリ」をセンターで歌った娘役さんの声の響き方がすごく好き。
おそらく一乃凛さん。
パキッとしてて、鼻に響く共鳴が素晴らしい!
なんとなくゆりちゃん(星奈優里)っぽい顔立ち。
演劇はA組二番手娘役。
冒頭登場したところの芝居が良かった。
ゴリゴリの悪女役からコメディへの変化。
ヤコブが出てこなくって芝居が続かなくなったのを誤魔化す高笑いと表情の切り替えがとっても間が良く、なかなかのコメディエンヌとお見受けしました。
芝居で一番難しいのが喜劇ですもの。本科生でもうすでにこれができるなんてすごい。
後半の夢遊病のところの独白も口跡がよくって上手いわぁ。


冒頭で一乃凛さんと一緒にいた演劇A組の二番手役の南幸さんも芝居のセンスがいい。
表情が豊かでとっても面白い個性。いい意味で肩の力が抜けてて、のびのびと演技をしている。
歌はまだまだこれからって感じでしたが男役としての声は掴んでいると思うから高音が安定すれば伸びていきそう。ダンスはあんまり目立つところにいなかったかな?
二枚目なのか個性派で行くのか。はたしてどっちだろう?


「花にふれた私」の3人口の中で最初にソロを歌った娘役さんの表情がルリルリしてて可愛い!
花妃舞音さんですね。
演劇A組では妹役でこれまたおきゃんでキュート。


今回、演劇がA組とB組の雰囲気が全然違っていて面白いなぁと思いました。
A組はピザ屋(凰陽さや華)のくだりや最終オーディションで落とされる青年(彩名美希)と落とす側(咲園りさ)とのやりとり、妹がシェイクスピアのセリフを勘違いするところなどテンポがいい。
絶妙な間で笑わせておいて最後にはほろりと泣かせる。演劇としての面白さが感じられました。
もちろんB組の重厚感と生真面目さもとても好感が持てます。


B組主演は大瀬いぶきさん。
渋くてかっこいい男役さんになりそう。年齢を重ねて輝くタイプかもしれない。
割と成績下位なのに主演なのは期待されてるのかな。ふとした瞬間に男役としての美しさを感じる。


B組二番手の霧乃あさとさん。
まず声が素晴らしい。芝居もしっかり出来る。
雰囲気がだれかに似てるなぁってずっと思ってて、今思い出した!さえちゃん(橘沙恵)だわ。
ってことはこの人も芸達者なのは間違いない。
「忍ぶの乱れ」の歌唱も切ない想いや物語から生まれる悲壮感をも感じさせ素晴らしかった。


B組娘役の主演と二番手はとっても綺麗だし芝居も上手い。
渚ゆりさん、乙華菜乃さん。
ただ二人とも愛らしい美人なだけに個性が似通っていて私にはどっちがどっちかはっきりとした区別がつかなかった。
口元があゆっち(愛加あゆ)に似た感じなのが渚ゆりさんかな?
もっと色々な役を演じているところを見てみたいなぁ。


B組ではマクベスの魔女を演じてみる3人の役の入り込み方が上手くて印象に残りました。鏡星珠さん、夢陽まりさん、郁いりやさんですね。この場面でちょっとお姉さん格っぽい愛花いとさんも芝居が良いわー。


まだまだ気になった人が続くよ!

男役でみりおちゃん(明日海りお)に似た感じが綺麗だなと思ったのが涼宮蘭奈さん。
ダンスでは目立つところにいて動きがとても繊細だった。お芝居は頑張れ!


なんといってもダンスで一番目立っていたのが遼未来さん。
お顔がずんちゃん(桜木みなと)そっくり!
全身バネって感じの動きはまいてぃ(水美舞斗)を思わせる。


Queenのダンスシーンでセンターの娘役さんは華純沙那さんかな?切れ味鋭い無駄のない動きがカッコいい!


いやぁ~~もう。語りだしたらきりがないくらい期待がいっぱい!
どうかどうか。
この才能あふれる106期生が素晴らしい初舞台を迎えられますように。