月刊☆臥看牽牛織女星

15年の空白を経て宝塚観劇を再開。失われた時を取り戻すためのスカイステージ鑑賞記録をぼちぼちと綴ります。

本日「幽霊刑事~サヨナラする、その前に~」LIVE配信

月

バウホール。懐かしい。
第一次ファン時代にはよく行きました。こじんまりとした空間のすぐそこにタカラジェンヌがいらっしゃるという特別感。大好きでした。また行きたいなぁ。
ファンだけでなく出演者だってきっと大好きだよね。
今はトップスターになるとそこに立つ機会が少なくなるとはいえ、青春の思い出が沢山つまった大切な劇場。

退団発表、最後のディナーショー?的な3Days Special Liveも終え、後はこのバウホールと退団公演のみ。
芝居の間もバッチリの気心のしれた仲間たち。コンパクトで観客と一体感のある温かい空間。
肩の荷が降りたのでしょうか?たまきち(珠城りょう)はすっかりリラックスした面持ちでした。

刑事とはいえ特別ヒーロー感があるわけでもないごく普通の青年。もっとも既に死んじゃった幽霊を普通といっていいのかはわからないけど。
「カンパニー」の青柳さんに引き続いてごく平凡な日本人青年を演じるのが2回目というのも非日常を楽しむ宝塚のトップスターさんとしては珍しい個性だわ。でもこういうキャラが本当にしっくりくる。なんかほっこり安心しちゃう。

原作も読んでないので犯人とか謎解きとかなんにも知らずに見たのですが、そのあたりはけっこうユルユルでした。ゆるい割には死人がゾロゾロ。幽霊も多数。なんだけど全然怖くも陰惨でもありません。でもこのユルユル感というか脱力感が良かったです。
なんかずーっと、ずーんちゃっちゃずんちゃっちゃっていう歌が頭から離れないわぁ。もはや犯人は誰だろうか?なんてことすら考えませんでしたよ。

たまきちの美しい横顔をひたすら眺め、ちなつさん(鳳月杏)とのやりとりにニマニマしてたらあっという間。
うーちゃん(英かおと)の活躍も嬉しいかったな。
少しずつではあるけれど確実に時は移りゆく。
そんな気がした優しい作品でした。